2017年11月26日日曜日

サンクスギビング休暇とコネチカット旅行

アメリカは現在サンクスギビングホリデーで学校は5連休となっています。メキシコやニューヨーク、ワシントンDCに旅行している人が多い中、僕はボストンに残って、溜まりに溜まった事務作業をしたり、いろいろな人にあって話を聞いたり(いわゆるネットワーキング)、インターン探し等をしています。中々更新頻度が上がらないこのブログですが、ずっとカタイ話しか書いていなかったので、少しMBA生活以外のことも書いておきたいと思います。


コネチカット旅行
先日コネチカット州ニューヘブンに行ってきました。ニューヘブンはボストンとニューヨークの中間よりややニューヨークよりに位置するところにあります。世界的に有名な観光名所等はありませんが、ボストンと似ていて街全体がイエール大学をはじめとする学園都市になっていて、リフレッシュのための休暇としては良い場所かと思います。

ニューヘブンの位置関係

ニューヘブンの鉄道駅

ニューヘブン鉄道駅待合室

イエール大学の教会。シャンゼリアがティファニー製です。

ハンバーガー発祥のお店

イエール大学美術館内


イエール大学

イエール大学正門


サンクスギビング・ブラックフライデー
冒頭にも書いた通りサンクスギビングホリデーは5日間の休暇をいただいています。クリスマスは主にキリスト教徒のための休暇(もちろん国民全員が休みですが)、ベテランデーはベテラン(退役軍人)のための休暇、とそれぞれ対象が決まっている中、サンクスギビングホリデーは全国民が対象なので、アメリカ最大の長期休暇と言われています。
またブラックフライデーとはサンクスギビング休暇中の金曜日にあるクリスマス商戦の開始日にあたり、各小売店が大安売りをします。中国でいうところの11月11日(独身の日)にあたります。最近は日本でも様々な呼ばれ方(例えばユニクロは「感謝祭」)で、この時期にセールをする会社も出てきましたね。
僕自身もサンクスギビングホリデーはクラスメートや日本人MBA生とディナー・ランチに行ったり、ブラックフライデーは当日深夜12時にアウトレットに行ったりしました。混雑が嫌いなのでアウトレットに行くことは全く乗り気ではなかったのですが、結果的にはアメリカの習慣を見ることができて非常に良い経験になりました。因みにブラックフライデー当日の深夜に並んで安売りの品物を買おうとする人は、インド人、中国人、ヨーロパ系の方々がほとんどで、アメリカ人(日本人も)はほとんどいないという印象でした。


クラスメートが主催してくれたサンクスギビングディナー。
バブソン大学メニューとなっています。

ターキー。一人前です。


日本人MBA生の集まり。クラスメートの奥さんが作ってくれました。


アウトレット。開店前から並んでいます。

開店直前

開店

大安売りです

2017年11月11日土曜日

Babson Entrepreneurship ForumとJapan Innovation Night

1) Babson Entrepreneurship Forum
さてあまりご存知ないと思いますが11月9日から16日まではグローバルアントレプレナーシップウィーク(GEW)と呼ばれているようで、アントレプレナーシップ部門で全米トップのバブソン大学もこの期間様々なイベントが開催されています。本日11月9日にはバブソンアントレプレナーシップフォーラムが開催され、様々な起業家が講演、パネルディスカッションを行いました。このようなフォーラムは毎週のようにボストンでは開催されているのですが、今回はアントレプレナーシップにフォーカスをされているので、他のフォーラムとは少し違った観点でした。例えば、他のフォーラムでは「IoTは今後どうなる?」とか「今後アマゾンはどのようなサービスを出していくか?」といったような意見を求められる質問が多いのですが、今回のパネルディスカッションでは、パネラーに対して、「失敗の経験は?」とか「なぜ起業にあたりボストンを選んだ?」というようなパーソナルな体験を聞かれていました(就活のようでした笑)。将来自分自身が起業をする身になって聞くと非常に有意義なものかと思います。

オーリンホール(バブソンMBAの校舎)内


会場の雰囲気



2) Japan Innovation Nightについて
以前紹介したCIC (Cambridge Innovation Center) にてJapan Innovation Nightが開催されました。主に日本のイノベーションにフォーカスをしたイベントで、在ボストン日本領事館総領事の挨拶に始まり、バブソン大学の日本人教授がモデレーターとなりパネルディスカッションがされたり、日本からフィッシュ財団の女性起業家プログラムで来られている5名の方のピッチ、各企業の商品・サービスのデモ等があったりと盛り沢山のイベントでした。
私自身、ボストンに来てから学生と会う機会は非常に多かったのですが、駐在員等他の日本人の方々と会う機会がほとんどなかったので、非常に良いネットワーキングの機会となりました。

女性起業家によるピッチ(プレゼン)

ベンチャーカフェ(起業家の交流スペース)

パネルディスカッション



2017年10月30日月曜日

Cambridge Innovation Center とSalemハローウィーン

前々回のブログで宣言した通り、今回はバブソン外のアントレに関連する内容を少しだけ紹介したいと思います。

CIC (Cambridge Innovation Center)について
 Cambridge Innovation Center (以下CIC) とはスタートアップ企業と大企業のイノベーション部門が集積する、ボストン・ケンブリッジ地区MITのすぐ横にあるコワーキングスペースです。かの有名なアンドロイドもここから生まれ、CICでは現在年間70億円以上のベンチャー投資が行われています。CICについては同じくバブソンMBAに所属している服部さんの記事に詳しいのでこちらを参考にしていただければと思います(世界最大級のイノベーションハブ「CIC」の全貌に迫る)。
こちらのブログにも写真が掲載されていますが、服部さん企画でCICの日本人向けオフィスツアーに参加させていただきました。ツアーではCIC創設者のTim氏との質疑応答、社内ツアー、ベンチャーカフェの参加等をしていただきました。ベンチャーカフェとは、CIC内のスペースで行われている、ネットワーキングイベントで、CICにスペースを持っている企業や個人の他に、誰でも自由に出入りができます。テーマを絞ったピッチイベントやセッションの他に、アルコール片手に自由に会場にいる人と話す事ができるスペースもあります。こちらのブログ(地域に根差すスタートアップエコシステム: 良い偶然を生み出すためのネットワークづくり)も書かれている通り、スタートアップエコシステムを生みだす為には、「良い偶然を生み出す」仕組みのひとつがベンチャーカフェという事です。
現在CICの一部のプロジェクトにも参加させてもらっており、今後プロジェクトが進んでいくタイミングで、またこちらに書いていきたいと思います。


CIC正面入り口

Salemハロウェーンについて
さて全くアントレとは関係ないですが、先日ボストンから車で40分程度北にあるSalemという街でハロウィーンパーティーをしてきました。都市伝説のようにも聞こえますが、Salemという街は17世紀末に魔女狩りが行われたところのようです。あまり噂とか都市伝説は信じない人なので、少し調べてみましたが、"Salem witch trials"と検索すると相当な情報が出てきました。特に驚きだったことが、1692年に行われた魔女狩りの加害者(の子孫)の免罪が、2001年にマサチューセッツ州から正式に認められたという事です。つい最近まで魔女狩りの禍根を残していたことへの驚きとともに、魔女狩りが行われていたことの信憑性は高さを感じました(参考:The New York Times)。
なので、それにかこつけてハロウィーンになると多くの人がSalemに集まるようですが、我々も例外ではなく、約10年ぶりにお化け屋敷に入ったり、MBA同期と飲んだりで、良い一夜を過ごすことができました。

お化け屋敷


Witch City Taxi

 飲み会。服装は普段着です。

2017年10月20日金曜日

プロトタイプとFeasibility Analysis (実現可能性分析) について

アントレ第3弾です。本当はバブソン外の話を書く予定でしたが、Mod1がちょうど終わったのでこちらから書きたいと思います。

1. プロトタイプ(模型)について
以前の記事で我々のグループでは高齢者にフォーカスした商品作りを考えているという話をしましたが、その後その話が進み、授業の一環としてプロトタイプを作りました。プロトタイプというと仰々しいですが、要は模型です。講義ではプロトタイプの考え方の説明から始まりました。Prototyping で重要なことは①実験を行うために最も最短の方法を見つけること(Find the quickest path to experience)、 ②実行は最も良い思考である (Doing is the best kind of thinking)、という事です。以下の写真は、ドローンを使った新しいサービスのプロトタイプのようですが、大体1日未満で作り上げるそうです。
一通りの講義の後に、実際に我々もプロトタイプを作り、その発表があります。


我々のグループは高齢者向けのウェアラブルデバイスという事で、以下のようなものとなりました。(本件についてのツッコミはご遠慮願います笑)。


小学生の図画工作のレベルですが、実際に作ってみると頭の中で考えていた事以外にも、色々な問題点や改善点が出てきます。これを作る過程で多くのディスカッションがなされ、アイデアに磨きがかかっていくという事を経験しました。その他のチームも同様の事を行い、その後発表会があります。会場の雰囲気と他のチームの作品は以下の通りです。語弊を恐れずに言えば、ほぼ遊びです笑

講義の雰囲気

VRを使ったサービスのプロトタイプ

健康食品のプロトタイプ


2. 最終プレゼンについて
バブソンはモジュール制になっていて、1年生は来年5月までに4モジュールあります。Mod1の締めくくりとしてグループのアイデアのFesibility Analysis (実現可能性分析) を行い、Mod1で教えていただいた3人の教授(我々のチームは会計、戦略、アントレの教授)に対してプレゼンを行い、Q&Aを行うというものです。我々のチームは上記の高齢者向けのウェアラブルウォッチのFesibility Analysisを行いました。Fesibility Analysisとはプロダクトやサービスの実現の可能性(技術的実現可能性、採算の実現可能性等)を分析するもので、(多分)新規事業開発の事業計画書に近いものかと思われます。
さて、Feasibility Analysisを行うにあたって、様々なビジネススキルが必要とされます。将来の需要を予測するための統計スキル、将来の収支を考察するための会計スキル、自社のサービス・プロダクトを市場に提供するための戦略(マーケティング・オペレーション等)そしてゼロからイチを作り上げていく基本的な考え方(アントレプレナーシップ)です。
今回のプレゼンは、Mod1で学んだ上記4つ(会計、統計、戦略、アントレ)の集大成として位置付けられていて、それぞれの科目のGPAに10-15%程度影響します。バブソンではこれをSLE (Signature Learning Experience) と呼んでいます。
話は脱線しますが、僕がバブソンにアプライする時に「すべての授業が"アントレの観点"から行われる」と言われました。正直何言ってるのかよくわかりませんでした。アントレの授業はともかくとして、会計や統計の授業がどうなったら"アントレの観点"になるのか全く理解できませんでした。しかし、今回この最終プレゼンを行っていく中で、少し合点がいきました。例えば、会計の場合、一般的なMBAでは与えられた財務諸表の分析という観点がメインになるかと思います。もちろん投資銀行でやるようなモデリング等もあるかもしれません。しかし、バブソンの会計の授業では異常にキャッシュフローの比重が高いです(キャッシュフローステートメント作成やキャッシュに関わる指標の分析等)。なぜなら、現預金がなくなったら企業は倒産するからです(当たり前のことを書きました)。ベンチャー企業は大方資金繰りは厳しいものなので、講義でも利益と共にキャッシュフローが重視されるということなのでしょう。今回のFesibility Analysisも財務の観点が必要ですので、損益計算書の他にキャッシュフロー計算書を作成してプレゼンを行いました。

チームメートにも恵まれて、無事プレゼンも終え、今はMod1とMod2の間の束の間の休息です。最終プレゼン後の写真を撮り忘れてしまったので、その代わりアントレの授業の最後に見せてもらった、アントレに関するショートムービーをのせておきます。1ヶ月半、色々な事をさせてもらった後にみると、心に染みました。

      

2017年10月2日月曜日

ロケットピッチ・Blank Centerについて

中間テストも終わり、今週末は比較的ゆっくりとできているので、アントレ関連の第二弾を書きたいと思います。

1. ロケットピッチ
先週アントレプレナーの授業の中間テストとして、ロケットピッチの課題が与えられました。ロケットピッチとは本来起業家が投資家等に対して、自分のアイデアを短時間でピッチ(説明)するものです。ただ今回は、ピッチをビデオで録画・公開し、生徒の何人かと先生から評価・コメントをもらうというものでした。ピッチの時間は2分間で、PPTスライドも数枚作成しました。
評価の基準としては、ビジネスアイデア自体の質(CVP (Customer Value Proposition, 顧客に対する付加価値) が明確になっているか、Revenue modelが盛り込まれているか)と、プレゼンテーションの質(自身の意見をクリアに伝えられているか等)、という観点です。僕自身も10人以上のプレゼンテーションを評価しました。他の人のプレゼンテーションを見る事により、ビジネスアイデア自体から学びがあった事はもちろんのこと、プレゼンの方法やスライドの作り方といった点で学びがありました。
また個人的にロケットピッチの最も良かった点は、誰でも強制的にビジネスアイデアを考えさせられ、ある程度のところまでブラッシュアップをしなければならないという環境の提供、という点です。僕自身、色々アイデアは持っていたのですが、「これっ!」という一つに絞りきれず、なんとなく過ごしてきてしまいました。しかし、ここで一つのアイデアを選んで、深掘りしていく事で、自分のやりたい事や、自分の持っているアイデアの実現可能性等が以前に比べてクリアになってきたかと思います。私自身、ここでピッチしたアイデアは実現化させようと思っているので、Blank CenterのCohort Program (7週間プログラム) に登録しました。

2. Blank Center (Cohort program)
Blank Centerの正式名称は"The Arthur M. Blank Center for Entrepreneurship"で、Babson Collegeにおけるアントレプレナーシップ教育の本拠地となっています。アメリカにおける名称付けの例に漏れず、こちらの建物の名称はバブソンの卒業生でありHome Depoの共同創業者であるArthur M. Blankから名付けられています。
さて、普段の授業ではこちらの建物に入る機会は少ないのですが、先週よりBlank center主催のCohort programに参加しています。Cohort programとは自分の持っているビジネスアイデアをブラッシュアップし、それを実現化させる為のプログラムです。現在はオリエンテーション期間ですが、約40人程度の生徒が集まっており、3週間のオリエンテーション期間の後、30人に絞られ、その後、7週間のインテンシブプログラムが始まります。オリエンテーションの期間から、生徒一人に対して教授一人がメンターとして付くという非常に豪華なプログラムです。
先週初めてのオリエンテーションセッションがあり、ここで4人のグループに分けられ、各個人のアイデアを簡単にピッチしました。今回のグループは学部生2名とEvening MBA生、それと僕というメンバーでした。驚いた事に学部生2名(どちらも19歳)であるにもかかわらず、すでにマッチングアプリのプラットフォームは出来上がっているという具合で、彼らの優秀さに舌をまきました。
またさらに驚いたことに、そのうち一人は僕のアプリを実現化させる為に、エンジニアを紹介してくれて、来週エンジニアと打ち合わせを行う予定です。

このようにBabsonには色々なアントレのチャンスが転がっているます。入学時にはアイデア無しでも、在学中にアイデアを考え、それを実現化させる事も、やる気次第でどうにでもなると思っています。また、バブソンの外に目をむけても、ボストンエリアには非常に多くのアントレやネットワーキングのチャンスが転がっています。次回は先日訪問させていただいたCIC (Cambridge Innovation Center)について書きたいと思います。

バブソンアントレの総本山

入口入ってすぐのスペース。アントレ感がでてます。

2017年9月16日土曜日

Babson College Pre-MBAが始まりました

8月17日(木)よりBabson College Pre-MBAが始まり、8月28日にMBAが始まりました。Pre-MBAでは、初日からグループワークの宿題が与えられたりと、中々楽をさせてくれません。生徒の75%程度がインターナショナルで、日本人は10人(去年の2倍!)います。今年はインド人20人ぐらいに次ぐ、大きなインターナショナル生徒のコミュニティーだそうです。
さて、MBAが始まってから3週間がたちました。Module 1ではFinancial Accounting, Strategy, Date, Models & Decision, Entrepreneurshipの4科目を学んでいます。その中で、個人的に圧倒的に面白いのはEntrepreneurshipなので、こちらを紹介したいと思います。

1. "All human beings are entrepreneurs"
アントレの教科書(バブソン限定)の1章はこの文章から始まります。これは2005年にノーベル平和賞を取ったムハマド・ユヌス(グラミン銀行創業者)の言葉で、どんな人でもアントレプレナー(起業家)の素質を持っているというものです。その後、一般的に信じられているアントレプレナーに関わる"迷信"を否定していきます。例えば、アントレプレナーはとてつもないリスクを追っているように思えますが、リスクとは"personal (個人的) and relative (相対的) "であるものと定義しています。つまり、業界や産業について詳しくない方々から見ると、とてつもないリスクを負っているように見えますが、様々な知識を吸収し、それに基づいて計画をしている本人たちは、許容可能なリスク(Affordable risk)を明確に規定し、その中で行動をしていっているというものです。許容可能なリスクとは失敗しても、またやり直せる程度のリスクです。
また、思考プロセスとして、一般的にPDCAサイクルが有名ですが、アントレプレナーの場合、Act - Learn - Buildというサイクルを非常に大切にしています。まずは行動し、そこから学び、組み立てていくというものです。私たちは実際にこのプロセスの一部を体験するため、observation(観察)が土日の宿題として課されました。

2. Observation(観察)
Observationをするといっても目的がないと何も得るものはありません。バブソンではビジネスを始める上で"社会性"というものも大切にしますので、まず社会のどの問題にアプローチするかということを議論します。授業では国連の"the global goal for sustainable development"(以下図)を紹介してもらい、17の目標(貧困削減、より良い健康・生活、クリーンエネルギー、海洋生物保護等)の中から各グループ一つ選び、それに基づいてobservationを行います。僕たちのグループは(Good health and well being) を選び、ターゲットを高齢者に絞って観察を行いました。その後、observationをリストアップし、observationに基づいて考察(insight)を行います。結果は非常に興味深い、ただし考えてみれば当たり前の結果になりました。我々の考察は高齢者が行っているエキササイズは、(健康促進のみならず、他の人との会話等を楽しむ)社会的な活動ではないかという結論に行き着きました。



3. Design Thinking (デザイン思考)
さて話は前後しますが、そもそもobservationから始めるというのはデザイン思考の考え方に基づきます。デザイン思考はInspiration (Emphasize) から始まります。これは日本語に訳すと"共感" ということになるでしょうか。ただ、年齢、性別、国籍等が違う方に対して完全に"共感"するというの難しいと思います。そのため、observationでは街行く人々(我々の場合、特に高齢者)に目線を合わせることができるよう、どんな些細なことでも気づいたことを書き出します。例えば、僕たちのグループの場合、"思ったよりもスマホ持ってる人が多い"、”ゆっくり歩いている人が多い"、"散歩している人が多い"といったようなことです。そして、このobservationで得た結果を考察するのは上述の通りです。
次のステップは、Ideation (Create) があります。ここでは問題の特定 (problem identification) やBrain Stormingを行います。この辺りは通常のプロダクト開発(product development)と大きな違いはないかもしれません。そしてその後、Implementation (test)というフェーズで、プロトタイプの作成及びテスト等を行っていきます。デザイン思考はこのサイクルを繰り返していくというものです。




4. Ideation (Create)とImplementation (test)
さて、ObservationとInsight (考察) の後に、Problem identificationとBrain Stormingを行いました。まず、考察に対する問題提起をグループで考え、その問題の回答をBrain stormingするというものでした(以下の写真では右上に考察、右下に考察に対する問題提起、左側にBrain stormingの結果が出ています)。6人で3分間程度で50個ほどの回答を出した後に、その回答をそれぞれ分類分けし、投票を行いました。残念ながら、それを実行というところまでは授業では行いませんでしたが、その代わりResource Challengeを行いました。



5. Resource Challenge (5 dollar challenge)
5 dollar challenge とは5ドルが入っている封筒を渡されて、その封筒を空けてから、2時間以内にどの程度のお金を稼ぐことができるかというゲームです。これは一からアイデア出しをする練習ですが、我々のチームはたまたまObservationで観察をした高齢者の方々に焦点を当てて、「あなたの話聞きます 5ドル/10分」というようなことをしました。公園やマンションにいって、高齢者の方々を中心に話しかけ、60ドル程度集めることができました(半分寄付みたいな感じでしたが笑)。こちらのtake away (学び)は我々が持っているものをいかに活用するか(逆にいかに活用できていないかへの気づき)です。我々が持っているものは、目に見えるもの(例えば資格等)だけではなく、ネットワークや何か面白いことをできる能力等様々あります。これらをいかに活用してビジネスにつなげていくかということが今回の大きな学びかと思います。


まだまだアントレプレナーシップの授業は続きますが、中間試験の前まではこんな感じでした。これ以外にもアントレプレナーセンター等があり、個別カウンセラーがついて自分のビジネスのブラッシュアップや実行へのアドバイスをしてくれる場もあります。こちらについても今後アップしていきたいと思います。

2017年8月17日木曜日

Pre-MBA (CELOP program) について

本日全てのCELOP Programが終わりましたので、まとめてみたいと思います。

【期間】
7月7日(金)〜8月18日(金)(Mod1 - 3の計6週間、9:00 ~ 12:50)
※Mod1&2, Mod2&3の計4週間のコースも用意されていました
※僕自身はBabson MBAのオリエンテーションのため、8月16日(水)まで参加

【ダイバーシティ】
クラスは多国籍で、最も人数が多かったMod2では日本7名、中国3名、台湾3名、タイ2名、イラク1名、サウジアラビア1名、コロンビア1名の計18名で行いました。尚、クラスがこのように多国籍になるかは年によって異なり、昨年は日本、タイ、ドイツの3ヵ国から構成されていたそうです。
今後の進路は、HBS、MIT、BU(Boston University)、Northwestern、Hult、Babson等とこちらも多様でした。

【講師】
講師2名で隔日交代。一人はビジネスバックグラウンドで、Mod2以降のビジネスケーススタディを担当、もう一人は英語の先生という感じで、アメリカの文化やライティングのフォーマッティング等を担当。

Mod1
ディスカッション:会社等で経験した文化的差異(Cultural Difference) や楽天(Rakuten)の社内公用語英語化等のディスカッションを行いました。10ページ程度のケースを2週間で2本と、他に数本の読み物を読み、それに関するディスカッションを行いました。

プレゼンテーション:1週目に個人プレゼン、2週目にグループプレゼンを行いました。個人プレゼンは自分のアカデミック、プロフェッショナルバックグラウンドについて。グループプレゼンは各チーム(4-5人)で一つの業界を選択して、その業界のマクロトレンド及びリーディングカンパニーの分析等を行いました。僕たちのグループはアメリカのコーヒー業界についての分析を行いました。

感想:当初CELOPプログラムはそれほどワークロードは重くないと聞いていましたが、Mod1は慣れない事もあって、予習及びグループワークに多く時間が取られました。生活のセットアップも並行しているので、Mod1はCELOPとセットアップでほとんど終わってしまったという印象です。

Mod2
ディスカッション:Mod1同様、ケーススタディとディスカッションですが、ケースはHBR(Harverd Business Review)から取ってきた本格的なビジネスケースになり、ZARA, New Balance等を扱いました。ケース自体は10-15ページ程度とあまり長くはありません。クラスディスカッションでは、これらの会社のビジネス全般の理解及び戦略について議論を行いました。

プレゼンテーション:Mod1と同様に、1週目に個人プレゼン、2週目にグループプレゼンを行いました。個人プレゼンでは、各個人の趣味や興味ある事について。グループプレゼンは、経営戦略を一つ選んでそれを事例を踏まえて説明するというものでした。僕たちのグループはランチェスター戦略について、プレゼンを行いました。

感想:個人プレゼン及びグループプレゼンもそれぞれ2回目となるので、それぞれ要領を掴み、1回目に比べて大分スムーズに進みました。また生活のセットアップも落ち着いてきたので、夜や休日は自由な時間ができ、他の英語の勉強をしたりしました。Mod1と比較してMod2は本格的なビジネスの話が多くなり、内容が興味深いものでしたので、クラスでの発言も増えてきました。

Mod3
ディスカッション:Mod2と同様、ビジネス関連のディスカッションがメインで、リーディング資料も少し難しくなったと思います。ケースはAmazonやGoogleについて取り扱いました。ページ数は10-15ページと変わらず、ワークロードは変わりなしです。

プレゼンテーション:Mod3は個人プレゼンが1回でした。興味のある記事を一つピックアップして、その内容を説明し、その後質問をクラスに投げかけ、ディスカッションをリードするというものでした。

感想:Mod3では何人かの友達がそれぞれのMBAプログラムに戻って行ったためかなり少人数のクラスとなりました。その分、クラスでの発言のチャンスも増え、より有意義な時間を過ごせたと思います。また、Mod2のケースで扱ったNew Balanceの本社及びFlag shopの視察や外部スピーカーによるレクチャー及びディスカッションといったアクティビティがあった事もMod3の特徴かと思います。

全体を通して
海外経験が少なかったり、アメリカ流の授業を受けていない人にとっては、有意義な時間が過ごせると思います。クラスパーティシペーションについて、やはり他国の方々はかなり積極的で(積極的すぎると思うときも笑)、本番のMBAに向けた良いマインドセットができるかと思います。あとこれから入学するMBA以外の仲間ができたことも一つの財産かと思っています。

講師(偶然にもBabson Alum!)との写真。

ケースで取り扱ったNew Balance店舗視察。3Dプリンタによる足サイズの測定器。

New Balanceの靴はMade in USA。

New Balanceがサポートしてるアイスホッケーチームの練習場。