2017年8月17日木曜日

Pre-MBA (CELOP program) について

本日全てのCELOP Programが終わりましたので、まとめてみたいと思います。

【期間】
7月7日(金)〜8月18日(金)(Mod1 - 3の計6週間、9:00 ~ 12:50)
※Mod1&2, Mod2&3の計4週間のコースも用意されていました
※僕自身はBabson MBAのオリエンテーションのため、8月16日(水)まで参加

【ダイバーシティ】
クラスは多国籍で、最も人数が多かったMod2では日本7名、中国3名、台湾3名、タイ2名、イラク1名、サウジアラビア1名、コロンビア1名の計18名で行いました。尚、クラスがこのように多国籍になるかは年によって異なり、昨年は日本、タイ、ドイツの3ヵ国から構成されていたそうです。
今後の進路は、HBS、MIT、BU(Boston University)、Northwestern、Hult、Babson等とこちらも多様でした。

【講師】
講師2名で隔日交代。一人はビジネスバックグラウンドで、Mod2以降のビジネスケーススタディを担当、もう一人は英語の先生という感じで、アメリカの文化やライティングのフォーマッティング等を担当。

Mod1
ディスカッション:会社等で経験した文化的差異(Cultural Difference) や楽天(Rakuten)の社内公用語英語化等のディスカッションを行いました。10ページ程度のケースを2週間で2本と、他に数本の読み物を読み、それに関するディスカッションを行いました。

プレゼンテーション:1週目に個人プレゼン、2週目にグループプレゼンを行いました。個人プレゼンは自分のアカデミック、プロフェッショナルバックグラウンドについて。グループプレゼンは各チーム(4-5人)で一つの業界を選択して、その業界のマクロトレンド及びリーディングカンパニーの分析等を行いました。僕たちのグループはアメリカのコーヒー業界についての分析を行いました。

感想:当初CELOPプログラムはそれほどワークロードは重くないと聞いていましたが、Mod1は慣れない事もあって、予習及びグループワークに多く時間が取られました。生活のセットアップも並行しているので、Mod1はCELOPとセットアップでほとんど終わってしまったという印象です。

Mod2
ディスカッション:Mod1同様、ケーススタディとディスカッションですが、ケースはHBR(Harverd Business Review)から取ってきた本格的なビジネスケースになり、ZARA, New Balance等を扱いました。ケース自体は10-15ページ程度とあまり長くはありません。クラスディスカッションでは、これらの会社のビジネス全般の理解及び戦略について議論を行いました。

プレゼンテーション:Mod1と同様に、1週目に個人プレゼン、2週目にグループプレゼンを行いました。個人プレゼンでは、各個人の趣味や興味ある事について。グループプレゼンは、経営戦略を一つ選んでそれを事例を踏まえて説明するというものでした。僕たちのグループはランチェスター戦略について、プレゼンを行いました。

感想:個人プレゼン及びグループプレゼンもそれぞれ2回目となるので、それぞれ要領を掴み、1回目に比べて大分スムーズに進みました。また生活のセットアップも落ち着いてきたので、夜や休日は自由な時間ができ、他の英語の勉強をしたりしました。Mod1と比較してMod2は本格的なビジネスの話が多くなり、内容が興味深いものでしたので、クラスでの発言も増えてきました。

Mod3
ディスカッション:Mod2と同様、ビジネス関連のディスカッションがメインで、リーディング資料も少し難しくなったと思います。ケースはAmazonやGoogleについて取り扱いました。ページ数は10-15ページと変わらず、ワークロードは変わりなしです。

プレゼンテーション:Mod3は個人プレゼンが1回でした。興味のある記事を一つピックアップして、その内容を説明し、その後質問をクラスに投げかけ、ディスカッションをリードするというものでした。

感想:Mod3では何人かの友達がそれぞれのMBAプログラムに戻って行ったためかなり少人数のクラスとなりました。その分、クラスでの発言のチャンスも増え、より有意義な時間を過ごせたと思います。また、Mod2のケースで扱ったNew Balanceの本社及びFlag shopの視察や外部スピーカーによるレクチャー及びディスカッションといったアクティビティがあった事もMod3の特徴かと思います。

全体を通して
海外経験が少なかったり、アメリカ流の授業を受けていない人にとっては、有意義な時間が過ごせると思います。クラスパーティシペーションについて、やはり他国の方々はかなり積極的で(積極的すぎると思うときも笑)、本番のMBAに向けた良いマインドセットができるかと思います。あとこれから入学するMBA以外の仲間ができたことも一つの財産かと思っています。

講師(偶然にもBabson Alum!)との写真。

ケースで取り扱ったNew Balance店舗視察。3Dプリンタによる足サイズの測定器。

New Balanceの靴はMade in USA。

New Balanceがサポートしてるアイスホッケーチームの練習場。

2017年8月6日日曜日

ボストンライフ(Boston Symphony Orchestra等)

ボストンに来て1ヶ月が経ちました。その間に、英語のクラスに参加したり、コンサート聴きに行ったり、飲みに行ったり、携帯無くしたり(!)と色々ありましたので、少しまとめたいと思います。

1. Boston Symphony Orchestra(BSO)
ボストンで知りあった友達にバイオリニストがおり、一緒にボストンのタングルウッドで開催されている音楽祭に行きました。BSOといえば、小沢征爾も指揮棒を振った事で有名です。タングルウッドで行われる音楽祭は毎年7-8月頃のみで、それ以外の季節は別の場所で公演を行っているそうです。当日はその友達も尊敬していて、世界のバイオリニストから「巨匠」と言われているPinchas Zukermanも演奏をしていました。1時間弱にも及ぶ演奏では、非常に柔らかく、しかし力強いバイオリンで、日々の張り詰めていた緊張から解放させてもらいました(一時的にですが、、、笑)。
コンサート会場は半屋外になっており、周りではピクニック等もできるスペースがあります。日本でいうと軽井沢のような場所で、高原で空気が澄んでおり、近くの湖畔でボートを漕いだりすることもできるようです。贅沢すぎる休日でした。。。

2. Babson Summer Venture Showcase
Babson College主催のPitchがありました。約20チームが投資家の前でそれぞれのアイデアを発表するイベントです。アイデアといっても、多くのチームはプロトタイプは完成していて、商品あるいはサービスのリリース直前あるいは年内にはリリースを予定しているというチームです。逆算すると既にプロジェクトを初めて1-3年程度経っているという事になります。また既に億円規模でFund Raisingに成功しているチームもあり、今後の規模の拡大のためにお金だけではなく 人(多くはエンジニア)を募集しているというチームもありました。
意外にも僕(と友達)にとって一番良かったピッチはテック系ではなく、母国(確かベネズエラ)の伝統的な飲料を海外で販売したいというものでした。飲み物を栽培する栽培業者は低賃金で働いており、それらに報いたいという社会性もあるプロジェクトで非常に共感をする事ができました。

3. 携帯無くしました(その後見つかりました)
最後に仕様もない話ですが、クラスの友達とのBBQの後にUberの中に携帯を落としてしまいました。ただ、普通のタクシーと違いUberには落し物をした時の専用サイトがあり、確実にドライバーに連絡が取れるようなシステムがあります。そのシステムを通じてドライバーに連絡する場合には$15支払う(+必要に応じてチップ)必要がありますが、iPhoneを探せの機能と併せて使えば、最強かと思います(決して携帯を落とす事を薦めているわけではありません笑)。僕は親切なドライバーのおかげで、家の近くまで携帯を届けてもらう事ができたので、幸運にも万事休すとはなりませんでした。今後気をつけたいと思います。。。


Tanglewood音楽祭

半屋外の会場

奥の白い建物がコンサート会場

コンサートホール付近の広場

おしゃれなレストラン

我ながら良い写真です笑

小沢征爾ホール前

アンディー(コロンビア、一番右の男性)の誕生日

昼からビールと日本酒

集合写真

しょうへいさん(後列左から三番目)の誕生日。愉快な仲間たち笑