2018年6月27日水曜日

ボストンで自動車関連で困ったときには!

6月は比較的時間があるので、やらなくちゃいけない事を色々始めてます。
その中で、ファミリービジネス関連でカー用品店の調査がありまして、早速色々店舗等を回ってます。正直こちらの業界に興味ある方はほとんどいないと思うので、ボストンで車関連に困った時はどうすれば良い?という悩みに答えられるような内容にしていきたいと思います。もしご質問等あればぜひお願いします!!


1. ディーラー
アメリカでは自動車のトラブルが起きた時に一番安定感があるのがディーラーかとおもいます(その分少し高くつきます)。基本的な車の購入に加えて、基本的なメンテナンスメニュー及び車検は取り揃えています(洗車はないと思います)。

アメリカの場合、ディーラーショップはメーカーと関係の薄い個人が運営していることも多く、個人が複数のメーカーのディーラーショップ(例えば、トヨタとホンダ)を持っている事もあるらしいですね。日本だったら考えられないことですが、会社に対するロイヤリティーの違いでしょうか。

僕は、2013年製トヨタカローラにのってまして、行きつけのディーラーは9号線沿いのToyota Wellesleyです。一度、タイヤの空気圧ランプが点灯(アメリカではタイヤの空気圧に異常があった場合のアラームは標準装備となっている。日本でいうTPMS。)したのでチェックをしてもらいにいきました。

その際、空気圧が低くなっているだけだったので、それ自体はタダでやってもらいましたが、ブレーキパッドがすり減ってるとかタイヤがすり減ってるとか色々言われて、結局ブレーキパッドの修理だけお願いしました。確か$60ぐらいだったと思います。

全体として雰囲気は明るく、待合室も充実してます(コーヒー飲み放題です)。スタッフも親切で店も広いので、その点評価は高いですが、(何回も言いますが、)少し高いです。


2. カー用品店
全米で有名なAdvance auto partsとAuto zoneに行ってきました。日本でも似たような感じですが、カー用品店は決してダウンタウンエリアにはなく、少し街の中心から外れたところにあります。ボストンの場合、AllstonやWatertownに多くあります。

僕は、AllstonのAdvance auto partsとWatertownのAuto zoneに行ってきました。どちらも品揃え及び店舗の作りも似たような感じで、平屋で、入り口に入ったら店内が簡単に一望できる程度の大きさです。

品揃えは普通で、基本的なメンテナンス用具や洗車用具とか工具とかは揃いますが、オーディオ類とかタイヤ・ホイールとかはほとんどありませんでした(オーディオはオーディオ屋、タイヤはタイヤ屋で購入するようです)。

入り口入った場所にはワイパーがあったり、ワックスがあったり、店内もDIY向けの商品が多かったりと、とかなり玄人向けの店舗作りだなーと思いました。店内も若い女性が行くような明るい雰囲気はありませんで、正直用がなければくるようなところではないかと思います。




3. 洗車
ボストンは街自体が非常に整備されているため、それほど砂埃が舞ったりすることはありませんが、そうはいっても車は汚れます。なので洗車が必要なのですが、オートバックスのようなワンストップショップはないので、洗車場に行きます(ガソリンスタンドにもある場合もあります)。

僕はAllstonにあるローカルの洗車場に行ってきました。$50弱で車内清掃、洗車、ワックス掛けをやってくれました。クオリティーは正直微妙です。ワックスとか本当にやったのか?と思うぐらいツヤは出ておらず、車内清掃も10分弱程度の簡単なものでした。

僕が行ったお店の他に、最近ScrubaDubという洗車屋がチェーン展開をしているようなので、今度はこちらに行ってまたレポートを書きたいと思います。



4. タイヤ交換
ディーラー以外では、タイヤ交換も基本タイヤ屋でやります。僕はNational Tire & Battery (NTB) と Firestoneに行ってきました。一度だけタイヤに亀裂が入ったので、タイヤ交換を行いましたが、その際は1本あたり$160ぐらい(工賃込み)だったと思います。

僕の場合、ネットで予約を入れて、来店し、数時間後に電話がかかってきて、交換の必要有無について説明をしてくれました。NTBは、あまり押し付けがましくなくて、最低限必要な箇所の交換のみを指摘してくれたのでよかったです。ちなみに、空気圧チェック及び空気入れは無料でやってくれます。

5. 修理屋
Allstonなどには町工場のような小さな修理屋が多数あります。おそらく、電気系や内燃機関の修理等をやっていると思うのですが、まだ行ったことがないです。今度行ったらレポートしたいと思います。



6. ガソリンスタンド
以外と便利なのがガソリンスタンド。日本のガソリンスタンドと全く変わりませんが、MA州の場合、こちらで車検更新ができます。車検証を持って行き、その場で手続き。20分ぐらいで終わるという非常に簡易的なもので、本当にチェックしたのか?と思いますが、$35程度なので、コスパは良いと思います。


全体的に勢いのある業界ではないので、ディーラー以外は雰囲気は暗く、あまり積極的に行きたいとは思わない店作りでした。

2018年6月10日日曜日

インドでのインターンについて

さて、以前の記事にも書きましたが、7月よりインドの中古車関連のテック系ベンチャーでインターンをする事になりました。インターン先はDroom Technology Inc (https://droom.in/about) という中古車のC2C(B2C,B2B等も行う)マーケットプレイスを展開する企業です。

インドでインターンをするという方はまだあまり多くないと思いますが、折角なので、どのように出会ったか及び選考のプロセスを少しだけ紹介したいと思います。

1. なぜインド?
将来ファミリービジネスに戻った際に、インドは言語、市場、ITシステムのサプライヤーとしても非常に有望な国であると思っています

市場という観点から、人口の多さ及び今後自動車がより一層普及するにつれて、当然自動車アフターマーケットの需要も増えていきます。まだ先の話ですが、ファミリービジネスを海外展開させるといった時には、インドは進出先の一つであると思っています。

ITシステムのサプライヤーという点で、インドは多くの高度IT人材が揃っていると思います。MBAの同期に多くいるインド人もテクノロジーには強く、若いながらも日本語で聞いてもついていけないようなディスカッションが繰り広げられています(笑)人口の多さもさることながらITも強い人材が多く、英語が話せ、(日本と比べて)人件費が安いインドは、将来コラボレーションする一つの候補国であると思っています。


2. なぜDroom社?
元々自動車アフターマーケットや中古車市場に興味を持っていたので、こちらに関連する業界の成長性の高い企業でインターンをしようと思っていました。この業界自体はかなり古い業界ですので、面白いサービスを持っている企業はあまり多くなく、かなり限られた企業数の中から吟味をしていきました。

もちろん、シェアリングやコネクテッドカー等の今の自動車業界を根本から覆すような技術を持った会社は多くあります。しかしファミリービジネスの規模や業界を考えてみても、セカンダリーマーケットにフォーカスをした方が良いと考えていました。

あと、私のバックグラウンドも、テクノロジーは全くありませんので、最新テクノロジーを扱っているこれらの会社はかなりハードルが高かった事も事実です(これらの多くの会社は特にBusiness Analystをインターンとして採用していました)。そのような中で、インドを中心に探していたら、Droom社に行き当たりました。

因みに、一番最初にDroom社を知ったのは以下の記事によるものです。アントレプレナー感が溢れる良記事だと思うので、中古車業界に興味がない方も読んでみてください。


東洋経済オンライン:インドの中古車市場を「ゼロ」から創った男(https://toyokeizai.net/articles/-/130273


3. 選考プロセス
正面突破(つまり正規のルートでインターンを申し込む)は難しいと思っていたので、あらゆる伝手やLinkedin等を駆使しました。正面突破では、英語もまだまだで、インド市場のこともあまりわかっていない自分は、相対的にインド人の優秀層には敵わないと思っていたからです。偶然、日本の投資家もいましたので、そちらにアクセスしたり、インドの友達にも伝手がないか調べてもらいました。

できることは全て試した結果、、、結局Webサイトの"Contact Us"に送ったメールから返信が来ました。正面突破で討ち死にするかと思ったら、意外と受け入れてくれました(笑)2日後ぐらいにメール返信があり、その5日後ぐらいに面接を行い、面接翌日には採用がきまりました。

後日談ですが、Droom社は5月中旬に豊田通商等からSeries DのVC投資を受け、その中で、その資金を持って海外進出すると書かれていました(豊田通商プレスリリース)。僕が応募していた部署はまさに戦略及び海外進出を行うところだったので、タイミングと運が良かったようでした。



今回のインターンシップは、国も、業界も、会社も、人も、全てに興味があるので、非常に多くの学びがありそうで、今から楽しみにしています。インターンについてはまたこちらでレポートをしようと思います。