2018年6月10日日曜日

インドでのインターンについて

さて、以前の記事にも書きましたが、7月よりインドの中古車関連のテック系ベンチャーでインターンをする事になりました。インターン先はDroom Technology Inc (https://droom.in/about) という中古車のC2C(B2C,B2B等も行う)マーケットプレイスを展開する企業です。

インドでインターンをするという方はまだあまり多くないと思いますが、折角なので、どのように出会ったか及び選考のプロセスを少しだけ紹介したいと思います。

1. なぜインド?
将来ファミリービジネスに戻った際に、インドは言語、市場、ITシステムのサプライヤーとしても非常に有望な国であると思っています

市場という観点から、人口の多さ及び今後自動車がより一層普及するにつれて、当然自動車アフターマーケットの需要も増えていきます。まだ先の話ですが、ファミリービジネスを海外展開させるといった時には、インドは進出先の一つであると思っています。

ITシステムのサプライヤーという点で、インドは多くの高度IT人材が揃っていると思います。MBAの同期に多くいるインド人もテクノロジーには強く、若いながらも日本語で聞いてもついていけないようなディスカッションが繰り広げられています(笑)人口の多さもさることながらITも強い人材が多く、英語が話せ、(日本と比べて)人件費が安いインドは、将来コラボレーションする一つの候補国であると思っています。


2. なぜDroom社?
元々自動車アフターマーケットや中古車市場に興味を持っていたので、こちらに関連する業界の成長性の高い企業でインターンをしようと思っていました。この業界自体はかなり古い業界ですので、面白いサービスを持っている企業はあまり多くなく、かなり限られた企業数の中から吟味をしていきました。

もちろん、シェアリングやコネクテッドカー等の今の自動車業界を根本から覆すような技術を持った会社は多くあります。しかしファミリービジネスの規模や業界を考えてみても、セカンダリーマーケットにフォーカスをした方が良いと考えていました。

あと、私のバックグラウンドも、テクノロジーは全くありませんので、最新テクノロジーを扱っているこれらの会社はかなりハードルが高かった事も事実です(これらの多くの会社は特にBusiness Analystをインターンとして採用していました)。そのような中で、インドを中心に探していたら、Droom社に行き当たりました。

因みに、一番最初にDroom社を知ったのは以下の記事によるものです。アントレプレナー感が溢れる良記事だと思うので、中古車業界に興味がない方も読んでみてください。


東洋経済オンライン:インドの中古車市場を「ゼロ」から創った男(https://toyokeizai.net/articles/-/130273


3. 選考プロセス
正面突破(つまり正規のルートでインターンを申し込む)は難しいと思っていたので、あらゆる伝手やLinkedin等を駆使しました。正面突破では、英語もまだまだで、インド市場のこともあまりわかっていない自分は、相対的にインド人の優秀層には敵わないと思っていたからです。偶然、日本の投資家もいましたので、そちらにアクセスしたり、インドの友達にも伝手がないか調べてもらいました。

できることは全て試した結果、、、結局Webサイトの"Contact Us"に送ったメールから返信が来ました。正面突破で討ち死にするかと思ったら、意外と受け入れてくれました(笑)2日後ぐらいにメール返信があり、その5日後ぐらいに面接を行い、面接翌日には採用がきまりました。

後日談ですが、Droom社は5月中旬に豊田通商等からSeries DのVC投資を受け、その中で、その資金を持って海外進出すると書かれていました(豊田通商プレスリリース)。僕が応募していた部署はまさに戦略及び海外進出を行うところだったので、タイミングと運が良かったようでした。



今回のインターンシップは、国も、業界も、会社も、人も、全てに興味があるので、非常に多くの学びがありそうで、今から楽しみにしています。インターンについてはまたこちらでレポートをしようと思います。

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