2017年12月17日日曜日

MIT Retail & Consumer products Conferenceに行ってきました

先日テストの合間を縫ってMIT主催のRetail & Consumer Products Conferenceに行ってきました。僕の興味はこの業界にあるので、めちゃめちゃ忙しい中でしたが頑張って時間を作って行ってきました。結果としては、予想を超える収穫があり、大満足です。
まず、パネリストやスピーカーが非常に豪華でした。スピーカーにはナイキのCIO (Chief Innovation Officer)、ロレアルのChief Product Accelarator、ブティック系の戦略コンサルティングファームであるカートサーモンのManaging Director(現在はアクセンチュアの一部)等がおりました。パネリストには、スターバックスのCSO (Chief Strategy Officer)、New BalanceのグローバルeCommerceシニアマネジャー、アマゾンのプロダクト&マーケティングリーダー、MITスローンのイノベーション&アントレプレナーシップの教授等が来ていました。以下に印象に残った内容をいくつか載せておきたいと思います。

小売の今後について
多くの人の見解として一致してたのは、小売は"Mass Personalization"の時代になっていくというもの。現在プロダクトの提供は企業が考えた一つの規格を消費者に対して提供するというものであるが、今後は大衆向けでありながら、一人一人のニーズに合わせてプロダクトやサービスが変わっていくというもの。わかりにくいと思いますので、ちょうど最近友達がシェアしてくれた良い事例があったので紹介したいと思います。こちらは電通が日本マイロソフトと提携をして、人の視線を認識してそれに応じて広告の内容を変えるというものです。従来通り広告のターゲットは広く一般的であるけど、個々人の興味に応じて広告の内容を変えていくというものです。もちろん、これを可能にするにはAIをはじめとする最新テクノロジーが使われるわけです。
Amazonの方は、最新テクノロジーの中でも特にMBAにいる間(=時間がある間)に勉強をしておいたほうが良いのはMachine Learning(機械学習)であると断言していました。機械学習とはある程度の数の情報を読み取らせ、その中からパターン・ルールを抽出し、それに応じて自らアルゴリズムを発展させていくというものです(詳しくは勉強中です。教えてくれる人募集中です)。つまり、今回の人口知能型屋外広告も、人の目の動きに関する情報を機械学習で事前に読み取らせて、パターン分け(右に視線が行く、真ん中に視線がいく、左に視線が行く)して、それぞれにあった広告を打ち出すということなのでしょう(右に視線がいったらA広告、左に視線がいったらB広告、、、)。小売のように多くの顧客データを扱う会社は、このMass Personalizationを機械学習を通じて実現していくであろうということが、このセッションから読み取れました。
また今回は話にでませんでしたが、多くのデータを蓄えるという観点からは、クラウドやビックデータ等についてもある程度知っておいたほうが良いのかと思います。

【参考記事】人工知能型屋外広告
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1712/14/news088.html

vs Amazon
アメリカではほとんど全ての小売がvs Amazonを真剣に考えています。もはやほとんどの小売の業態に参入してきているので、まさにDesraptive (破壊的) と言えるかと思います。最近Whoolefoodsを買収して本格的に生鮮食品業界にも参入したことは、MBAのマーケティングの授業でもディスカッションの題材として取り上げられました。
さて、セッションの中でどのようにアマゾンに対抗するかという質問がモデレーターからされた時に、New BalanceのeCommerceマネジャーの方が答えた内容が印象的だったので共有したいと思います。その答えは、"Differenciated value proposition"。つまり、差別化です。アマゾンがほとんどの小売の業態に入ってきて、小売のそれぞれの業態のビジネスモデルがコモディティー化される流れは進んでいくが、もし自社の商品が十分に差別化されていたらそれらの流れにのまれずに済むということです。極めて当たり前の内容ですが、行うのは難しいのはこのことかと思います。また、小売で重要なのは何かという質問に対して、(業態によって異なるが)Trend (流行) とTechnologyを見ていくこと、そしてそれに伴う困難は、それらの変化に合わせてどのようにプロセスを柔軟に変えていけるかである、と答えていました。もちろん組織がNew Balanceほど大きくなければプロセスもある程度柔軟に変えれると思いますが、僕自身は非常に納得感のある答えだと思いました。

【12月18日追記】12月17日のBusiness Insiderの記事にまさにeveryone vs Amazonの記事があったので共有します。多分この筆者もこのコンファレンスに来てたんでしょうね。
"The $13.7 billion Whole Foods buy has turned the whole world against Amazon — and we'll see the sparks fly next year"
http://www.businessinsider.com/amazon-and-whole-foods-versus-everybody-2017-11




Mit Media LabというMITのテクノロジーセンターで開催されました。


クラスメートのアメリカ人と行ってきました。

アマゾンがどれほど市場を席巻しているかというプレゼンですね。

オススメの本の紹介です。

パネルディスカッションの様子。豪華なメンバーです。

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